投稿:1215357341
トリガー・パラメータ センシティビティの調整
第3回は、センシティビティー、スレッショルドの調整と解説です。
弱打から強打まで、一番ダイナミクス・レンジが稼げるようにセンシティビティーを調整するのが基本。そのためのノウハウを今回のMovieで確認していきましょう。
スネア編 Movie
パッドの感度 (センシティビティー)
パッドの感度を調節し、叩く強さと音の大きさのバランスを調節します。
Sensitivity:1 ? 32
値を大きくすると感度が高くなり、パッドを弱く叩いても大きな音量で鳴ります。値を小さくすると感度が低くなり、パッドを強く叩いても小さな音量で鳴ります。
パッドの最低感度 (スレッショルド)
ある一定以上の強さで叩いたときだけトリガー信号を読み込むように設定します。これにより、パッドが周囲の振動を拾うのを防ぐことができます。次の図で、B の信号は鳴りますがA とC は鳴りません。
Threshold:0 ? 31
大きな値に設定すると、弱く叩いたときに音が鳴らなくなります。
調整をするときは、パッドを叩きながらスレッショルドの値を徐々に上げていきます。パッドを弱めに叩いて、音が欠けるようであれば少し値を下げます。これを繰り返してちょうどよい設定にします。
リムを叩く強さに対する音量 (リム・ゲイン)
PD-125/120/105、PD-80R、PD-9/8/7、CY シリーズ、VH-12、RT-5S を使用するときの、リムを叩く強さと音の大きさ(ベロシティー)のバランスを調節します。
Rim Gain:0 ? 3.2
値を大きくすると、リムを弱く叩いても大きな音量で鳴ります。値を小さくすると、リムを強く叩いても小さな音量で鳴ります。
リム・ショットの鳴りやすさ (リム・ショット・アジャスト)
PD-125/120/105/80R、RT-5S を使用するとき、リム・ショットの鳴りやすさを調節できます。
RimShot Adjust:0 ? 8.0
ヘッドを強打したときにリムの音が鳴ってしまうことがあります。このとき、RimShotAdjust の値を小さくすると改善できます。
※ 値を小さくし過ぎると、リム側のインストが鳴りづらくなります。
クロス・スティック音とオープン・リム・ショット音が切り替わる強さ
PD-125/120/105/80R、RT-5S を使用するとき、クロス・スティック音とオープン・リム・ショット音が切り替わる強さを調節できます。
XStick Thrshld:0 ? 127
値を大きくするとクロス・スティックの音が鳴らしやすくなります。「0」にすると、クロス・スティック奏法をしたときにもオープン・リム・ショットの音が鳴ります。
※ 値を大きくし過ぎると、オープン・リム・ショットをしたときにもクロス・スティック音が鳴ってしまいますのでご注意ください。
更新:1287307094
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