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TDW-20に秘められた実力を徹底検証
みなさん、おまたせしました。
公太さんの連載も終わり、私もガマンにガマンを重ね封印してきたTDW-20の扉を開ける時がやってきました。
実売4万円を切るこの小さなROMに、いったいどんな可能性が秘められているのか、数回にわたって、検証していきます。
データのセーブ
TDW-20を取り付ける前に、自分のTD-20のキットデータをカードに保存しましょう。TDW-20に付属のコンパクトフラッシュに保存することもできますが、くれぐれも間違ってフォーマットしないように気をつけてください。
バージョンアップ前の TD-20 で保存したデータは、バージョン・アップ後にインポート機能で読み込むことができます。 インポート機能:[CARD] – [F3 (IMPORT)]
取り付け
TD-20を裏返して、8つのビスをはずします。 | 基板が出現。慌てない慌てない。 | |
基板ホルダーを合わせて、差し込みます。 ※基板の表面の回路はさわらないようにね。 |
基板ホルダーの先端がTDW-20の取り付け穴から出るように して、固定用具(付属の黒いプラスチックのパーツ)でLOCK方向に回して固定します。
あとは元通りにカバーを取り付ければ取り付け終了。 |
バージョン・アップ
付属のコンパクトフラッシュをカードスロットに 挿入 |
電源を入れ、F5[UPDATE]で、バージョンアップがスタートします。 | |
Update Completed とこの画面が表示されたら電源をOFFにして、コンパクトフラッシュを抜きます。 | ||
再度電源をONにして、F5(EXCUTE)を押します。 | 新しいロゴが表示されますよ。 | |
1番のキットはTDW-20になります。 |
その他、調整
TDW-20 の演奏性能を体感するために重要なのがトリガー設定。まずは、TDW-20 の初期設定を試すことをお勧めします。
バージョンアップ前の TD-20 の設定をインポートしたときも初期設定を参考に、お好みの設定に調整しましょう。
キックの「Sensitivity」設定
TDW-20 では、キック音色のダイナミクスによるレスポンスが改良されています。TDW-20 の性能を最大限に引き出すために、Sensitivity を調整してください。
「Sensitivity」の設定は、お使いのパッドの個体差や、キック・ペダル、奏法による影響を受けやすいパラメーターです。TD-20 本体の Trigger LED の表示を見ながら、最強打のときだけ赤いLED が点灯するように調整してください。
操作:[TRIGGER] → [F2 (BASIC)]
ハイハットの設定
TDW-20 では、ハイハットの動作が改良されています。より快適に演奏するために、演奏前に以下の調整をしてください。
「V-Hi-Hat VH-12」をお使いの場合は、必ずハイハット・オフセットの調整を行ってください。オープン・クローズやペダルの動きを正しく検出するために必要です。
操作:ハイハットのクラッチをゆるめ、ハイハットが自然に閉じた状態で [KIT] + [TRIGGER] を押します。
「Foot Splash Sens」も重要です。調整してみてください。
操作:[TRIGGER] – [F3 (HI-HAT)]
「foot closed (Pedal HH)」の音量は、ドラム・キットごとに設定できます。
操作: [KIT] – [F2 (FUNC)] – [F1 (VOLUME)]
ハイハットのボウとエッジ(Edge)の音量は、それぞれ独立して調整できます。
操作: [MIXER] – [F5 (H&R)]
TDW-20デモ演奏 V
AMBIENCEは、STUDIO Aという新しいROOMです。
ここで注目して欲しいのは、打点で音が絶妙に変化するところです。もちろん強弱でも変わっています。表現力がより豊かになったのですが、この差が大きいのです。
叩いて感じるのは、力まなくて済むようになったことでしょうか。これはより、リアルに近づいたからだと思います。楽にドラムをプレイすることは、ドラマーにとって理想的です。
Kit Resonance V
より、臨場感のあるドラムキットの再現に欠かせないのが、このKit Resonance。ドラムキット全体の共鳴をコントロールする新しいパラメーターだ。。このVTRでは、OFFと6で試奏してみたのでドラムの共鳴する感じを比べてみてください。
更新:1287306722