防振ステージの改良 決定版
2006/04/16
※一部写真が見つからない箇所があります
![防振ステージの改良 Ver.3 1 stage060416 1](https://www.drummerjapan.com/wp-content/uploads/2018/05/stage060416-1.jpg)
前回の改造は、エコパット40Wの弱点を補うために本数を極力減らして、1本1本に加重をかけて効果を引き出したつもりだったが、予想以上にゴムが硬く、正直あまり変化が感じられなかった。
今回は40Sを譲っていただいたので、40Wと差し替えることにした。
「40Wに5万も出してコレかよ!」とも思うが、メーカーの責任にしても意味が無い・・・と。こうなったら自分で問題解決を模索していく方が、遥かにポジティブだし楽しい。キックのノウハウは我々ドラマーが一番持っているはずだし、数万円の防振素材の限界もあるだろう。他力本願はヤメだ。
さて、本題に戻ろう。
40Sの防振ゴムはしなやかなので、40Wより効果が期待できる。40Wは手で押しても、ほとんどしならないが、40Sはしなる。さらに部分的に防振ゴムが入っているので、振動が伝わる面積を小さくすることになる。理想の点で支えるような状態に近いわけだ。ただし、構造上ねじれやすい欠点もあるので、垂直に付加がかかるようにしたい。加重のバランスも慎重に。
![防振ステージの改良 Ver.3 2 stage060416 2](https://www.drummerjapan.com/wp-content/uploads/2018/05/stage060416-2.jpg)
これでどうだーっ!
静床ライトを全て半分にカットして、6枚重ねに。(これでダメならさらに半分にカットして12枚だ。)
そこに40Sをブリッジのように渡す。
![防振ステージの改良 Ver.3 3 stage060416 3](https://www.drummerjapan.com/wp-content/uploads/2018/05/stage060416-3.jpg)
40Sはしなやかな構造なので、1枚の天板に対して4本使用。
撮影時は2本だったが、V-Drumsをセッティングしたところ、エコパットがかなりつぶれ気味だったので後で追加して4本に。私の場合は、増設が多いので、さらに加重がきつい部分(前方の横方向)に1本づつ足して、前の部分を2列にした。
ステージの前方に重量が集中することを計算にいれよう。中央の空いた部分に吸音材を入れることを忘れないように。
![防振ステージの改良 Ver.3 4 stage060416 4](https://www.drummerjapan.com/wp-content/uploads/2018/05/stage060416-4.jpg)
6時間かかってようやく復元。この作業は毎回辛い(笑
静床ライト6枚重ねも相まって、振動はかなり抑えられたのではと思う。床にぴったりと耳をあてて、かすかに音が聞こえる程度だ。試しに近くの床を指ではじいてみたが、それよりも確実に小さい音だった。
測定機材がないので、根拠のあるデータは無いが、エコパットにせよ静床ライトにせよ、極端な話100枚重ねれば振動は止まりそうでしょ?40Wや40Sを2段重ね(井桁に重ねる)で使ってみるとか、手元の素材もまだまだ工夫の余地はあるはずだ。
![防振ステージの改良 Ver.3 5 stage060416 5](https://www.drummerjapan.com/wp-content/uploads/2018/05/stage060416-5.jpg)
![防振ステージの改良 Ver.3 6 stage060416 6](https://www.drummerjapan.com/wp-content/uploads/2018/05/stage060416-6.jpg)
Silverrockerさんの、キックを覆うダンボール箱にヒントを得て、ざぶとん防音対策!(笑
ざぶとんの吸音効果を侮る無かれ!両サイド、前面、上面を囲ってやるだけで、かなり打撃音が軽減された。 部屋中に響いていた音が、確実に吸音されている。
サイズを工夫してきれいに囲えれば、言うこと無しなんだけど。
![防振ステージの改良 Ver.3 7 stage060416 7](https://www.drummerjapan.com/wp-content/uploads/2018/05/stage060416-7.jpg)
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