ドラムを叩き始めて、ルーディメンツの存在に出会うと、最初に取り組むのが、ほとんどの場合このシングルパラディドルであろうと思います。今までオルタネイト(左右交互ということ)の手順で叩いてきて、もっと何か工夫できないかなと感じ始めている人には最適な練習となることでしょう。
パラディドルというのは、パラ(R L)とディドル(RR LL)の2つからできています。パラというのは、いわゆるシングルストロークのことで、ディドルというのはダブルストロークのことです。
シングルパラディドルの手順というのは4種類あるのですが、初めにRRLR LLRL(ストレート・パラディドル)についてを練習しましょう。
ストレート・パラディドル
拍のアタマがアクセントになるように、前から2番目の音符がアップストロークになるように注意して取り組んでください。 どんどんスピードがあがってくると、アップストロークとタップストロークの区別がはっきりしなくなってきます。どういうことか右(R)で説明すると、 RLRRLRLLのディドルの部分はゆっくりのスピードならば、タップストロークで叩いて、その次に出てくるRのときにアップするという形をとります。しかしスピードが上がってくるとディドルの部分からすこしずつ徐々にアップでストロークしていくということなのです。動きの形がスピードによって徐々に変化していくということを覚えておいてください。
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