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今月はV-Drumsの音源に入っているエフェクト機能のひとつ、コンプレッサーの特集です。

V-Drumsの音源には、さまざまなエフェクターが搭載されています。コンプレッサー、イコライザー、アンビエンスなどなど。この分野はアコースティック・ドラムだとレコーディング・エンジニアが担当するところですが、ドラムの音づくりという点では大切なことなので、多くのドラマーに知って欲しいと思います。コンプを知ると音づくりが格段に進化しますよ!

TD-20X

コンプレッサーとは

小さい音を聞こえやすくしたり、大きい音を抑えたりするエフェクターで、ボーカルなどでは声の音量のバラつきを無くすために使われています。

しかし!

ドラムの場合はそれだけではなく、アタックを強くする、太い音にする、存在感がある音にするといった音づくりにも使われ、その応用範囲はとても広いのです。解説はローランンド Vドラムス サウンド・デザイナーの野村さんにお願いしました。

コンプレッサーの基本

graph1

最初は、このグラフを理解するところから始めます。縦軸は音量で横軸が時間(Time)です。赤線の原音がコンプレッサーでどうなるのか・・・、早速MOVIEで見てみましょう。

 

「コンプレッサー解説MOVIE.1 基本編」

アタックを理解する

graph3

アタックとは何か? 音の中でも音が出始めてから、音量が最大になるまでの部分のことを言います。コンプレッサーでアタック感を強くするにはどうすればいいのか、次のMOVIEを見てみましょう。

「コンプレッサー解説MOVIE.2 アタックとは」

コンプレッサーの各設定値の意味

TD-20Xには、トリガー入力1?15のインストのヘッド、リムそれぞれに3バンド・イコライザーとコンプレッサーが使えます。ということは、3バン ド・イコライザーとコンプレッサーが、それぞれ30台内蔵されているんです。これは凄い!実際に機材を積んだら圧巻です。今回は、この設定を紹介していま す。

さらに、、MASTER OUT での音質を加工するマスター・コンプレッサーとマスター・イコライザーを装備していますので、キット全体としての色気を調整できるわけです。

では最後に、コンプレッサーの設定値の意味と働きをおさらいしておきましょう。

「コンプレッサー解説MOVIE.3 各設定値の意味」

次回は、ドラムの中核を担う、スネアドラムの音づくりをお届けします。

Yokoi

更新:1270229771

横井ジン

22歳までプロドラマーを目指し活動するもあえなく挫折(涙) その後一転TV業界へ=アッコにおまかせ!、TVチャンピオン、進め!電波少年のディレクターを経て、2005年DRUMMER JAPAN設立。やっぱりドラムが好き!