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"STEEL ANGEL"
（L→R） 長谷川浩二さん（Dr.）、小畑-JET-秀光さん( Vo.&G.）、H.toshiyanof3世さん（B.）
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"STEEL ANGEL”スペシャルインタビュー（前編）＆（後編）はいかがでしたか？
今回は「番外編」！メンバーによる『ALL RIGHT TOKYO』 曲解説です！
5月の西日本ツアーからライブ会場にて発売されたNEW ALBUM 『ALL RIGHT TOKYO』を，メンバーのみなさんに解説していただきました。全員でCD鑑賞しながら、1曲が終わる間にしゃべって下さい！みたいな……。Drummer Japanのためのベクトルでお話を進めて下さってます（多謝）。
NEW ALBUM 『ALL RIGHT TOKYO』 
M1. Gypsy
長谷川浩二（Dr.／以下：kozy） 「オレやtoshiyaが勝手にカッコイイなぁって思うようなリフを，ポンとhideが作ってくるんです。サビのハイハットのウラ打ちはやたらこういうのをやらされてる”TM Revolution”の影響です！もともと8ビートの人なんで，最初はすごく違和感があったんだけど，ツアーやるごとに段々身体に入ってきて，気持ちいいなぁと思って。お客さんもノリやすそうだし、こういうのもあってもいいかもって」
小畑-JET-秀光（G.／以下：hide） 「曲のラストはさらにパターンが難しくなるんですよね，ライドと絡ませて」
H.toshiyanof3世（B.／以下：toshi） 「あぁ，アレかっこいいよね」
kozy 「たまに手順間違えるんだけどね（笑）」
hide 「でもものすごく盛り上がる！」
kozy 「年の功ですね。右手で（ライドの）カップを４分打ちしながら，左でウラのハット叩いて，２・４のスネアを入れると。日本がジャパメタの後にフュージョン全盛になった頃，スティーブ・ガッドとかオレの頭の中ではフュージョンのドラマーが良く使う手だった」
toshi 「理解するのに時間かかりました……。あとはよーく聴いてると，マイケル・ジャクソンみたいなhideのカッティングギターが入ってます」
hide 「お客さんがジャンプできるような」
kozy 「常々お客さん参加型の曲が欲しいと思ってたんでよかったです」
M2. Dirty Harry （アルバム用の新曲）
toshi 「この曲は「44MAGUNUM」ってタイトルにしたかったのに，長谷川さんがダメって（笑）」
hide 「これはtoshiyaが持ってきたモチーフです」
kozy 「なんてことないのに，”STEEL ANGEL”でやるとなんでカッコよくなるんだろうなぁ（笑）。これはギターのリフにキックのパターンをむりやり合わせてるのが聴けますね」
hide 「Aメロですね。こういう手法は”Fear Factory”とかスラッシュメタルに多いんです。どんなに小さい音でも2バスはちゃんと聴こえるようにミックスダウンしてもらってます！サビには大体2バスが入るのもメタルの基本ですね」
M3. Voice
kozy 「前からやってる古い曲だよね」
hide 「これもイントロからバスドラとギターのリフを合わせてます。”Racer X”がよくやる手法なので，僕のイメージでは長谷川さんがスコット・トラヴィスで，僕がポール（・ギルバート）」
kozy 「『僕がポール』って（爆笑）！！」
hide 「笑いすぎですよっ！」
kozy 「言いすぎだよっ！！随分ちっこくなっちゃったなぁ，ポール……（笑）」
toshi 「僕のベースは，全部じゃなくて要所要所にしか二人にシンクロさせてないところが小憎らしいです」
kozy 「小憎らしいんだ（笑）」
M4. Decision
kozy 「これが一番古いね。本来は（インタビュー（前編）参照。"STEEL ANGEL”の1st.CDをレコーディングするキッカケになった）女性アーティストのための曲だったんですが、そのプロジェクトがポシャッたので，もったいないので”STEEL ANGEL”でリメイクを……」
hide 「本当はもっとカワイらしいキレイなメロディーがついてたんですが，僕が歌ったらこんなになっちゃいました！」
kozy 「ドラムソロも入れてたね。いつも決め込んでないからライブで同じことはやらないけど（笑）。意外とバスドラはメンドクサイのよ。右と左がおかしくなってくるから」
hide 「スネアのところはキックを抜いてるんですよね」
kozy 「一緒の方がラクなんだけど，スネアはそれだけで聴きたいのよね。スネアとキックが一緒になると，「パーン」じゃなくて「ドーン」になって濁るでしょ。単体の音で聴きたいからわざとね」
M5. Boil with Rage
hide 「これは悩みましたね。最初はもっと手数が多かったんですけどシンプルになりました。ドラムを「タタタッ」って切るところがカッコイイ！！その後に僕とtoshiyaの音が入る気持ちよさを感じて欲しいですね。Bメロのバスドラにはディストーションがかかってます」
kozy 「普通にミックスした音で聞かせるんじゃなくて，1曲の中に何かフック的なものが欲しくて，遊びで入れてみました。ステレオで聴くとよくわかるけど，普通LRで振ってるものをぎゅっとモノラルに集めちゃったりして聴こえ方を変えたということです」
M6. Site
toshi 「これは歌詞がすごいですね。『神様お願い?』ですからね」
kozy 「完成してからよく聴くとたまにビックリするけど（笑），僕らはhideの書く詞は基本的には何でもいいんです」
toshi 「何歌っても”えぇよ?”。これもバスドラが速い」
kozy 「♪＝180あったっけ？」
toshi 「でもこれは是非Aメロの8ビートを聴きながらご飯を食べてもらいたいですね?」
hide 「8ビートは気持ちいいよね。とくに長谷川さんの。僕らの音と合わせていいんだろうかって。まぁやってみたら合ってないんだけど」
kozy 「（笑）オレ的には”えぇよ?”」
M7. Soul Scorpion
hide 「イントロにエフェクターをかけて飛ばし目に」
toshi 「エフェクターかけてるって言ってますけど，踏んでるのはオレなんですよ。ギタリストなのに，コンパクトエフェクターとかワウを踏んだことがないから……」
hide 「僕は踏んだことがないんでエンジニアの方とtoshiyaが『せーの』って。僕，基本的には踏むのはバスドラのペダルだけなんで（笑）」
toshi 「で，サビは3人で仲良くリフを弾こう！と」
hide 「でも必ずサビは絶対2バス！そりゃツラいハズですよ！コレもお客さん参加型ですね。是非『Hey！』て拳を突き上げて欲しいです。最後はかなりゴリゴリきてますし」
kozy 「オレ、そのリフ好きよ。なんていうカテゴリーなんだろう」
hide 「メロディックデスメタルとかですかね」
toshi 「僕，カントリーウェスタンなベース弾いてますけどね……」
M8. Viper （アルバム用の新曲・試聴アリ）
kozy 「イントロにハデなフィルを入れてくれって言われたんだけど，『星空のディスタンス』（THE ALFEE）のイメージがあったから，ちょっと変えたかったんです」
hide 「Ｂメロはまた仲良く3人で」
toshi 「これねぇ最初，長谷川さんが♪＝200でやれる！とか言い出して」
kozy 「できやしねぇ（笑）！！」
toshi 「全員ダメでしたよね」
kozy 「かすりもしなかった（笑）」
toshi 「1小節やるかやらないかで，『ムリだ！』って」
kozy 「結局♪＝184くらいで落ち着いたと」
toshi 「でもせっかく一生懸命弾いたのに，いざ聴いてみるとそんなに速そうに聴こえないから」
kozy 「悔しいよなぁ……すっごい必死こいてやったのになぁ」
toshi 「たぶんこの曲にはメタルドラマーのテクニックがすべて入ってるんじゃないですかね」
hide 「後半はブレイクがいいんですよ，『シュッ』って（右手を斜めに掲げる）。ツアーファイナルのときも，お客さんがやってくれてうれしかったですね。『シュッ』ってできた！って喜んでる間にもうどんどん進んじゃって、逆にオレが次に入れなかったっていう（笑）」
kozy 「でもこの曲はライブではやりたくなかった?。ツラかった?（笑）」
※そんな「Viper」の試聴は ⇒コチラへ
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◆STEEL ANGEL Release info◆
★NEW ALBUM 『ALL RIGHT TOKYO』
（全8曲／2500円／tax.in）
※STEEL ANGEL ライブ会場にて発売中！！
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★1st.CD 「STEEL ANGEL」
（全3曲／￥1000／tax in.）
※こちらはLIVE会場とOfficial HPでもお求めいただけます！
（LIVEに行って、買うとよし！！）
更新：1246104000
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